「あれ、かおりちゃんじゃないか、ターミーまで…」
「パパとママに会えてうれしい。私、ずっと待ってたのよ。」
「ごめんね、カオリ。」
フレグランスがカオリを抱きしめた。ターミーも嬉しそうに話している。
「君たち勇敢じゃった、素晴らしいじゃないか!タタミ王国へ帰ったらお祝いじゃよ。ジョンもご苦労だった。これからは、王国でチャン、トン、ゴンと一緒に頑張ってくれ。ラッシュ王、フレグランスも無事で良かった。」
オモテは理解できないでいた。なんでタタミ王国のみんながビーンズ王国までやって来たのか。疑問を持ちつつウラン、ジュウ、ラグと喜び合った。
ラッシュ王が大きな声で言った。
「これからはビーンズ王国とタタミ王国で平和な国を築いて行くんだ。歴史に残るこの日を皆、忘れず語り続けなくてはいけない。そして、勇敢な戦士達、ピース、オモテ、ウラン、ジュウ、ラグ、君たちはこの経験で大きく成長した。これから生きていく上で大きな自信がついたはずだ。何が起ころうとも、クリアできるはずだ。勇気をありがとう。助けてくれた、ソラ、ダル、ジョンにも感謝する、ありがとう。」
みんなの拍手が湧き上がった。
「さあ、新しい時代がスタートする。素敵な王国にしていこう!」
ソラが言った。
「私たちも王国へ帰ろう、みんなが待っているはずだ。」
「パパ、ママ、一緒に帰れるって幸せな気持ちになるのね。」
カオリは二人に手を取ってもらい嬉しそうにしていた。
「ところでウラン、みんないつの間にここへ来たんだ?」
「あれ、兄ちゃん知らないの?それじゃ一緒に帰ろう!」
向かったのは、光り輝く方へ。パープルビーンズのある緑の塔へ。そこにはビーンズ王国とタタミ王国をつなぐ不思議な扉ができていたのです。その扉を開くと、タタミ王国の黄色の丘に建つ古い塔へと続いているのです
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